ボーディングスクールとは、全寮制の寄宿学校のことです。ボーディングスクールの”Boarding”とは日本語で下宿生活を意味しています。親元から離れ団体生活を行うことで自立心を養い、学業、規則、礼儀、友達や教師とのコミュニケーション能力を身に着けます。生徒をまんべんなく面倒を見るため、少人数制の授業が特徴です。
昔の漫画に出てくるような、イギリスのパブリックスクールはまさに典型です。家族以外の人間と接し、外の世界を知るうえでも重要な教育機関でもあるため王侯貴族の子息が在籍、卒業していくことも多々あります。一口にボーディングスクールといっても、各国で特色が異なります。基本的には少人数制の授業を行い全寮制ということまでは同じですが、イギリス式、アメリカ式、混合型などに分かれます。
イギリス式は伝統を重んじた授業形式で、ケンブリッジやエールなどの有名大学に行く人材を養成するエリート養成機関です。アメリカ式はディベートなどを重視した授業形態で、財界や政界などの上流階級の子息が入学します。発祥は19世紀のドイツであり、伝統的なイギリスのパブリックスクールを見本として設立されました。実は日本にも存在し、函館ラ・サール学園など5校がボーディングスクールです。
また、同じアジア圏にある香港、中国、タイにある学校はイギリスの分校が設立されています。費用はかかりますが、これからの国際社会で子供を活躍させたい、自立心を付けたいと考えている親御さんはボーディングスクールに子供を入学させようと計画している方も最近多いと言われています。
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