個性と資質を磨くボーディングスクール

世界にはさまざまな教育機関が存在していますが、注目するべきはアメリカやスイス、ニュージーランド、オーストラリア、カナダなどに存在する、ボーディングスクールです。ボーディングの意味は寄宿なので、日本語に直すと全寮制の学校という意味になります。世界のさまざまな国から子供たちが留学しており、学校の寮生活では、自分とは違った文化や習慣を持った人たちと共に共同生活を送っていくことになります。そのことから、世界観が大きくなり、他者を受け入れる心が育まれていきます。

また、それと同時にモラルまで身に付いていくのです。学校での教育は、少人数制のクラスの中で行われます。多くても12人程度のクラスで、先生の目がしっかりと一人一人の生徒に行き届き、サポートをしてくれるのです。決して押し付けの教育ではなく、自分が自らの個性に気がつき、資質を自らの伸ばしていき、将来を切り開く力を養うことを目的としています。

勉学だけではなく、ボーディングスクールの広大な敷地には、さまざまな施設が用意され、スポーツや芸術などを身に付けることもできるように配慮されています。例えばジムや音楽の施設では、専門のトレーナーや先生からレッスンを受けることができ、からだ作りや感性を養うことができるのです。ボーディングスクールには、アメリカなどの有名大学に入学することを目的として留学してくる子供がほとんどで、中学生の頃から留学することが多くなっています。