都会では緊急を要する重症の病気やけがの場合でも、救急車を呼べば拠点病院まで30分以内に搬送してもらえます。

しかし過疎地や遠隔地では近くに拠点病院がなく、急を要するケースでも、すぐに搬送できないために、命を落とすと言うケースも少なくありません。こうした課題をカバーするために、地方の救命救急医療を担う拠点病院にはドクターヘリが配置されている所が増えています。救急隊からの要請を受け、患者さんを救急車がヘリの着陸できる所まで運び、そこからドクターヘリで、医師が救命措置を講じつつ拠点病院まで運ぶのです。

拠点病院では、ヘリに搭乗している医師の状況報告を受け、受け入れ態勢をすばやく準備し、患者を救命救急センター等で受入れ、治療を施すと言うシステムを取っています。近年では、こうした医療体制が整って来た事で、昔は救命が難しかった過疎地の多くの命を救う事が可能となっているのです。しかし残念ながら、夜間にドクターヘリが出動する事は、ヘリの運航の安全性からできない事が唯一の難点です。

それでも、過疎化と高齢化が進む地方にとっては、ドクターヘリはかけがえのない命を繋ぐインフラとなっており、フライト回数も年々増加しています。またこうした地域で暮らす人にとっては、大きな安心感を与えています。どこに暮らしていても、ドクターヘリのお蔭で、緊急時にも高度な医療をどこに暮らしていても、受ける事が可能となって来ていると言えるのです。

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